社長のひとこと
秘密保持責任を考える
2012 5月号 VOL38 社内報 ブリリアン 巻頭言より
アイジュエルプランニングのスタッフに求められているものは何か。やはりまず第一に、仕事に於いて年齢・性別を問わず常に一線を引いて接し謙虚で礼儀正しく行動することであります。言うまでも無く私たちははたから見て、そこの社員として(実際は黒子の立場でありますが)常に違うクライアント・場所・販売形態に携わるプロのジュエリーアドバイザーであり、アイジュエルプランニングの一員として第三者或いは中立的な立場で社会に貢献しているということを忘れてはなりません。そこでは秘密保持責任が求められています。
有期雇用契約書にも明記されていますが、スタッフの皆様には出向先の事業運営上、企業秘密とされる内容に関して全ての事項につき一切の漏洩及び複製してはならず、契約履行以外の目的で使用(第三者をして使用させる場合も含む)してはならないとうたっています。実際には他社の企業名・販売場所・催事日程・商品内容・製造元・販売形態・販売企画など「聞かれても答えない」と徹底し、かえって「アイジュエルプランニングのスタッフは口が堅い」と評価されてきたことが今日までの社会的信用につながっていることを理解して頂き再確認していただきたいと思います。
二つ目はジュエリーアドバイザーである前に社会人として倫理的価値観を持つことが大切ではないかと思います。その倫理的価値観のベースとなるのは中国古典でいう「信」 「義」 仁」の三つです。「信」とは約束を決して破らないこと。何かをする前に「こういうことをして人や社会の信頼を失わないか」とよく考えることです。「義」とは正しいことを行うこと。自らの私利私欲を満たすために社会正義から見て正しくないことを平気でやる人が増えています。一連の食に対する不祥事などはその典型です。 「仁」とは相手の立場になって物事を考えること。
中略
私たちはアイジュエルプランニングを通じて今日まで多くの先人スタッフの方々のジュエリーアドバイザーとしての実績を土台にして社会的信用を築いて参りました。 今、私たちが社会に必要とされジュエリーアドバイザーとして社会に貢献できることに改めて感謝したいと思います。
株式会社 アイジュエルプランニング 代表取締役 鈴木 二郎
ロード・オブ・ジュエリー
平成24年4月から造幣局のホールマークの品位(純度)表示が変わっているのをご存知ですか。
造幣局では公的な第三者として指輪やネックレス・ブレスレット等の貴金属製品の製造又は販売している事業者の方々からの依頼に応じて製品の品位試験を行い、合格した製品に品位証明印(ホールマーク)を打刻して貴金属製品の品位(純度)の証明を行っています。
平成24年4月より貴金属合金の品位(純度)を定める国際標準規格(ISO9202)及び日本工業規格(JIS H6309)に従った表示方法に変更しています。主な変更点は製品に含まれる貴金属の品位(純度)は同じですが従来 1000 の表示が 999 に変わっています。
さて”ロード・オブ・ジュエリー”とは自主制作としては第2弾となるジュエリーの加工・製作の研修用DVDのタイトルであり2005年11月に完成しました。製造メーカーの協力のもと地金・合金を経て線状から製品までの工程を始め、サイズ直し・ロー付けの実際、機械作りと手作りの違い、石留めの種類、表面処理など正にジュエリーの加工・製作の全容を余すところ無く伝えています。
物作りの現場や製作過程さえ経験の無い人達にとって自信を持ってジュエリーの接客販売に携わるためには必要不可欠な知識であります。今もアイジュエルプランニングのスタッフは物作りの基本的知識を全員が修得しプロのジュエリーアドバイザーとして信頼をいただき元気に活躍しています。
株式会社 アイジュエルプランニング 代表取締役 鈴木 二郎
輝くプロのジュエリーアドバイザーへの道
”輝くプロのジュエリーアドバイザーへの道” とは幣社が自主制作した研修用のDVDのタイトル名であります。2001年、弊社が毎年8月に開催している夏のセミナーの講師からイタリアのブルガリ本店での女性販売員のすばらしい接客と見事な商品の取扱いの体験談とともにその販売員の手の皺をそっと見ると70歳位の年令であったとの感動的な講演が契機となり、私に研修用ビデオ(現在はDVD仕様)の自主制作を決意させました。
一体その人はどういう仕草で商品を取扱い、手の動きをされていたのか。どのようにすれば価格の何倍にも商品の付加価値をお客様にお見せすることが出来るのか。ビジュアルにそして現実に見える形でプロのジュエリーアドバイザーとして既に仕事に携わっている方々に再確認を促し、これからプロのジュエリーアドバイザーを目指す方々には教育、訓練、実践を経て習慣として身に着けて欲しいとの思いで2002年4月より制作を開始、9月より弊社の教育研修のカリキュラムの中に導入し現在に至っています。
そして今、この10年を振り返って見るとお客様と実際にジュエリーという商品の接客販売を行っている時の外から見たプロとしてのジュエリーアドバイザーの立居振舞い・技術の理想形をDVDは創り上げていると自負していますが、同じように、いやそれ以上にもっと大切なことは、仕事に入るまでの心構え、行動・見えない場所での立居振舞い・お客様が居ない暇な時のしぐさ・動き方こそが非常に重要であることも分かりました。
サービス業に携わる社会の一員として必須な基本的行動基準である、笑顔・挨拶・言葉遣い・礼儀・身だしなみ・マナーなど今も私たちは日々の仕事とともに研修を通して訴え続けています。
株式会社 アイジュエルプランニング 代表取締役 鈴木 二郎
行動基準
2004年2月28日全国のトレーナー及びスタッフ他全国の社員全員総勢32名出席の下、行動基準作成の検討会議が東京恵比寿に於いて開催されました。
行動基準作成の目的はジュエリーアドバイザーとして取引先及び消費者の方々に今まで以上に満足して頂くために、業務担当者としてスタッフ一人一人、取引先一社一社に対して誠意を持ってきめ細かく対応していくためにアイジュエルプランニングの一員として自分達のそれぞれの仕事の社会的役割を再認識し具体的な行動を継続して実行していくことであります。
1 共通 (誠実さ ・ 思いやり ・ ビジネスマナー ・ 素直さ ・ 柔軟志向)
2 販売 (行動志向 ・ 自己啓発 ・ チャレンジ性 ・ 目標達成への執着 ・第一印象)
3 業務 (ストレス耐性 ・ 問題解決トラブル処理 ・ 業務改善品質の向上 ・ 情報の活用と共有化 ・ コミュニケーションの充実)
4 マネジメント (条件交渉力 ・ 理念方針の共有 ・ 部下後輩の指導育成 ・ 指揮命令徹底 ・ 業務管理力)
以上4職種5項目からになっています。
各項目の具体的な内容については当時社員及びスタッフが一丸となって検討し修正を重ね2004年4月から小冊子にして現在も全員に配布しています。東京本社・大阪支社では毎朝、朝礼で唱和しており、在籍しているスタッフ400名全員が常に携帯することを促し仕事に向かうたびに確認するよう求めています。
今なお不況とデフレが長く続いている時代のなかにあってジュエリー業界では接客販売の重要性が広く見直されています。価格や品揃えだけでなく商品の価値が問われる時代となって売り手よりお客様の方が「価値」を求めています。そして売り手はその価値を説明する必要に迫られています。
もともと「接客」は小売業では最も重要視されてきたことですが「お客様の為にということではなくお客様の立場で考えることであり、別の言い方をすればお客様のわがままを許すということ。売り手が我慢し合わせる努力をし自分の都合を無視すること。これがサービスの原点である」とも言われています。やはり販売の究極は「必死」という一語に尽きるというのが日々の仕事を通した今の私の実感です。
株式会社 アイジュエルプランニング 代表取締役 鈴木 二郎
未知なるものへの限りない挑戦
「未知なるものへの限りない挑戦」とは1981年創業以来アイジュエルプランニングの経営理念として掲げているものです。 私自身の生き方を一言で凝縮した言葉で表しています。
31年前ジュエリー業界では女性の仕事として「ジュエリー販売」という職業としての社会的地位も確立されてなく仕事に対する誇りというものを持てる状況ではありませんでした。ジュエリーにそして人にも限りなく興味を持ち、ジュエリーの世界で働きたいという女性に夢と希望を与えることこそが自分の使命と決意し文字通りゼロから事業をスタートさせました。
当時、結婚・出産・子育てを経て仕事を求めていた人達へ、都合の良い日程で仕事が選べ収入が得られるというアイジュエルプランニングの呼び掛けは経済成長の時期とも重なり大変な反響を呼び今日に至っています。
日本が誇るべき偉大な哲学者であり教育者である森 信三は 「廊下の紙くずというものはそれを見つけた人が拾ってやるまでいつまでもそこに待っているものです。最もこれは紙くずを拾うように努めている人だけが知っていることなんですが‥‥。 このように世の中には実践しなければ分からない世界が限りなくあるものです。」 と言っています。
実はアイジュエルプランニングの「未知なるものへの限りない挑戦」という経営理念には二つの意味があります。 自分ではなく他者(ここでは廊下の紙くず)から見た視点で常に物事を見て考えること。そして勇気を持って一歩踏み出し実行することを訴えています。
株式会社 アイジュエルプランニング 代表取締役 鈴木 二郎
面接の同行
最近は新しい求職者の方々の転職のご相談を経て人材紹介並びに派遣先への面接に私自身同行する機会が増えています。事前に求職者の方々に対して就労条件の希望を踏まえた上で求人先の雇用条件を明示し同意を得て面接を受けることが必須となっています。弊社では求人先の面接にあたっては当社でしか知りえない求人先の実情や想定問答などの情報を提供し きめ細かいサポート体制をとっています。ここでは面接に向けての心構えとして私が面接の同行に際して感じたことを伝えたいと思います。
自己紹介について これは必ず最初に求められるテーマです。職務経歴を説明していく中で自分自身の過去の一つ一つの企業に於ける職務内容と実績を話すだけの方がほとんどですがそれだけでは物足りません。自分が如何にどういう思い、考え方を持って仕事に取組んでいたのか。その時々で何を学んだのか。自分の言葉で相手に伝えることが肝心です。そのためには日々「なぜ」という問題意識を持つことを生活習慣としたいものです。
長所と短所について これも必ず質問されるテーマの一つです。昔から「長所はこれを伸ばし短所はこれを補うように努める」と言ってしまえばそれまでのことですが、それをいざ実行するのはなかなか容易ではありません。具体的にどう対処すべきか。 思うには知識とか技能というような外面的な事柄は長所を伸ばすことが良いと思いますが、自分の性格というような内面的な 精神上の問題になると長所と短所とは表裏一体で長所がすなわち短所とも言えるようです。たとえば一人の人が非常に能弁であるということは一歩誤ると多弁饒舌になりやすいということです。
そもそも精神というものは真に伸びるためには一種の否定を通らなければならないと言われています。この否定という浄化作用、すなわち自己反省なくして伸びたものはかえって度の過ぎたものとして結局欠点になるわけです。私たちが人間の性格上の問題を考える時、自分の欠点を反省してこれを除くという努力が実はそのまま長所を伸ばすことになるということを知って欲しいと思います。
株式会社 アイジュエルプランニング 代表取締役 鈴木 二郎
松下資料館
先日、京都にある公益財団法人 松下社会科学振興財団 松下資料館にて「日本資本主義の父 渋沢栄一に学ぶ」 特別講演会に参加しました。
松下資料館には2008年12月 弊社の社員研修として見学を兼ね訪問。当時の館長であった川越 森雄氏よりパナソニックの創業者である松下幸之助に新入社員として仕えた当時の体験談と、松下幸之助の足跡を通して、私たちは仕事に携わる一人の人間として社会人としての心構え・考え方を学んだことがご縁の始まりでした。
その後日本的経営に関する研究活動の一環として2010年2月「近江商人の商人道」、2011年2月「石田梅岩に学ぶ商人道の原点」という企画に続き今回の講演会の参加は3回目になります。
渋沢栄一は1840年、埼玉県の藍玉製造農家に生れました。青年期は尊王攘夷の活動家でありましたが縁あって一橋慶喜に仕えました。パリの万国博覧会に参加していた慶喜の弟、徳川昭武の随員として渡仏後、大蔵省役人となります。退官後は第一国立銀行の設立をはじめ約470社の企業創設にかかわりました。「論語と算盤」などの著作を通して利益追求と道徳の合一を説いた渋沢の思想は、今日、中国をはじめ欧米でも注目されています。
社会企業家の先駆者である渋沢栄一がこの世を去る頃、その思想を受け継ぐかのごとくパナソニックの創業者である松下幸之助は産業人としての真の使命に目覚め、後年、「道徳は実利に結びつく」等企業の社会的責任を説きました。コンプライアンスが重視される今日の企業のなかでその重要性を早くから説いた渋沢栄一の思想は改めて私自身の経営を見つめ直す契機となりました。
株式会社 アイジュエルプランニング 代表取締役 鈴木 二郎
2012度 ベストスタッフ賞 表彰式
毎年1月当社では勤続年数5年・10年・15年・20年の方々を対象に勤続表彰を実施しています。 今年は創業以来初めて25年勤続のスタッフ3名が表彰対象になりブログを書いている今日、この日ニューヨーク JA SHOWに研修旅行(1/23~1/27)として招待されています。今年も例年のごとく札幌・東京・大阪・広島に於ける新年会の中で、今年度受賞者 全国 51名 の方々の表彰式を執り行いました。
私にとりまして新年会及び表彰式はスタッフの方々一人一人と直にコミュニケーションの取れる貴重な機会の一つであります。仕事先での現場の状況やお得意先の要望、生の声に接し次の一手を打っていくためにどれだけ助けられてきたか計り知れません。今回も東京の表彰されたある一人のスタッフが出向先の店長に言われた一言は私に衝撃を与えてくれました。
そのお得意先は1994年12月取引開始以来17年間、毎年12月のクリスマスの時期に依頼を頂いている群馬県高崎市にあるジュエリーも扱うブランドショップです。一昨年まで高崎・前橋の2店舗を毎年欠かさずクリスマスの時期に一日かけて訪問し挨拶に出向いていました。 昨年、店長はスタッフにこう言いました。「鈴木社長も1名の依頼では顔を出さないよね」‥‥と。
実は昨年の自身の営業活動の中で一つだけ気に掛かっていたことでした。それをスタッフから聞かされた瞬間‥絶句。 やはり‥。 言葉も有りません。「お前は自ら今までの縁を断ち切るつもりか」 「そんな生半可な気持ちで不誠実な仕事をしていては会社は崩壊するよ」と言われた気がしてなりませんでした。早々に折を見て改めて訪問することにしています。
今年も軽率に妥協せず自分に納得ゆくまで徹底して仕事に取組む覚悟です。
株式会社アイジュエルプランニング 代表取締役 鈴木二郎
より人間らしく
今、お客様の方が人間らしさ、温かさ、美しさ、和やかさといった感覚では私たち販売する人間より優れていると感じる事があるのではないでしょうか。
そういう人たちに対してプロフェッショナルな立場から共感性の高い生活提案をしてゆくためには、ハウツーレベルではなく心の底から『なるほど』と思ってもらえるような人への接し方、生き方、暮らし方を提案できなければ私たちの仕事の価値を社会に認めてもらう事も、自分自身の仕事の誇りや満足感を得ることは出来ないと思います。
私たちはもっと『なぜ?』という問いかけを日常生活の中で週間とする必要があるのではないでしょうか。
中略
自分自身で考え、自ら行動し、体験する事。
その積み重ねが更に一段高い感性をつくり感動する心が芽生え、知識を更に高い段階に加工する能力を育む事につながり人間としての生き方、確かな『志』というものが生まれてくるのです。
年頭に当たってもう一度新しい時代に向って私たちの仕事のあり方について見つめ直してみたいと思います。
社内報ブリリアン2012年1月号 巻頭言より
株式会社アイ・ジュエル・プランニング 代表取締役 鈴木二郎
社内報 ブリリアン
今年も早くも一年が過ぎようとしています。
社内報ブリリアンは1992年創刊し、2000年7月再刊以来、自分自身の毎日の行動の中で思い、悩み、素直に感じている問題に対して自分の考えを全従業員の人達に強く訴えていきたいという思いと、アイジュエルプランニングの現状、ジュエリーマーケット及びクライアントのニーズを今も正しく伝えている媒体です。特に今年一年を振り返って見ますとすばらしい多くの人との新しい出会いがあったことへの喜びと、現在まで一緒に仕事をしてきたすばらしい人達に恵まれたことへの感謝の気持ちで一杯です。
一年間ご苦労様でした。 お世話になり有難うございました。全従業員の人達に今一番伝えたい言葉です。
会社の理念がいかに企業として必要であり大切な要素であるかとの認識を持った一年の中で、そのことをどこまで全従業員の人達へ自分自身の行動を通して浸透させることができたのか。そして我社に関わる全ての一人一人が無限の可能性を秘めた人達であり、その一人一人 の個性・才能を見いだし会社としてどこまで生かしきれたのかということが反省として残ります。
ジュエリーに限りなく夢を持った一人一人の可能性を秘めた才能を見いだし個性を尊重しお互いに理解し合うことをアイジュエルプランニングは来年も心がけていきたいと思います。
来年も又、すばらしい人々との新しい 「縁」 が生れることを念じて‥‥
会えば必然の思い深く 人の世の出会いに手を合わす
株式会社 アイジュエルプランニング 代表取締役 鈴木 二郎



















